１００００系
写真
概要
せんげん台付近にて。１１６０３F
本線には２･６連が所属
分割･併合が多数あるため伊勢崎側先頭車に幌が装備されており密着連結器化も行われている
埼京線車内より。１１００３F（登場時１１８０３F）
東上線には１０･８・２連が所属
１０連は常に単独・8+2連も半固定使用のため
8連以外の寄居側先頭車への幌取付や全先頭車の密着連結器化は行われていない
１００００系は８０００系の後継車として１９８３年に初登場しました
地下鉄有楽町線直通対応の９０００系と同じくオールステンレス軽量車体を地上車としては初採用、保守の軽減と長寿命化に貢献しています
初期の編成は貫通扉が２両おきに設置となっていますが、冬季の寒風対策のため１９８６年製車から全車設置になりました
１９８７年までに８連６本、６連９本、２連４本が製作されましたが、東上線１０連列車増大を図るため１９８９年に中間車８両が追増され現在は１０連４本、８連２本、６連９本、２連４本が所属しています。
１０連、８連は東上線用、６連は本線用です。
２連は本線・東上線どちらでも活躍していますが、東上線用は８連の相方で実質固定されています
本線所属車は全ての下り（伊勢崎･東武日光）側先頭車に幌が装備されており、全先頭車の連結器が密着式自動連結器から電気連結器･自動解結装置付全自動密着連結器に交換されています。
東上線所属車は常に単独・若しくは半固定使用の為このような装備はありません
現在では、クーラーがマイコン制御になっている他、運転情報装置、扉調整装置、転落防止幌が取り付けられています。また、つり革が増設されています
２００７年より修繕工事が始まり、１１６０１Ｆを皮切りに、６連は修繕が完了しました
省令の改正に伴い、運転台にデッドマン装置、TEスイッチ、レコーダが搭載され、客室との仕切り上部にデジタル無線と思われるボックスが取り付けられています。
また、営業で１度でも先頭に立つ先頭車の床下に新型の保安装置が設置され、ATS車上子が大型のものに交換されています。
本線用２連は浅草駅１番線８連入線対策のドアカット装置が搭載されています。
東上線用車は8+2編成以外の運転台がATC対応のものに改修され、ATS車上子の両隣にATC受信機が追加されています。