二日目…2013年4月29日


この日は今回の旅行の最大の目的である『SL人吉』に往復乗車
往路は9時44分発なので、9時に熊本駅へ。
(勿論、移動は水道町→熊本駅前を熊本市電で)
入線をしっかりと撮影し、50系客車に乗り込みます。

『SL人吉』を牽引するのは、「ハチロク」の愛称でお馴染みの8620形58654。
8620は、初の純国産中型旅客用テンダー機関車で、1914年〜1929年にかけて672両が製造された。
58654は435号機に当たり、1922年に11月に日立製作所で製造され、2013年11月で満91歳を迎える、JRの本線走行可能な動態保存蒸機の中で最も古い機関車。
客車はレトロ調に回送された50系客車3両を使用。
私が往路で乗ったのは2号車:オハ50-701。
JRが所有する最後の50系オハ50型。
冷房装置は床下に配置。
ドアが引戸から折戸に改造されている。
オハ50-701車内。
木をふんだんに使っており、温もりを感じる
天井には「86」を象った欄間が設置されている。
冷房ダクトの部分にはSLの模型が飾られており、デッドスペースを有効に活用している。
オハ50-701niには、ビュッフェが設けられている。
軽食やオリジナルグッズなどを購入することが出来る。


9時44分に熊本駅を出発。
熊本−八代は平坦な鹿児島本線を走るため、70km/hくらいの高速運転を実施。
八代−人吉はカーブやトンネルが多い肥薩線を走るので、自然豊かな景色を楽しめます。

肥薩線内は、球磨川に沿って走る。
球磨川は熊本県最大の川であり、急流でも有名。
58654のテンダーにあるプレート。
昭和63年復活というのは、『SLあそBOY』として復活した時を指す。
2005年に台枠を損傷して一旦引退するが、奇跡的にも日立製作所に当時の図面が残っており、日車で台枠を新製し、2009年に再復活を遂げた。

終点の人吉まで、およそ2時間30分。
初めての九州のSLの旅を満喫しましたが、まだ復路もあるのでさらに楽しみがあります。
ちなみに、人吉では「いさぶろう・しんぺい」やくま川鉄道を見ることが出来ますよ。

人吉で鮎ずしを食べ(コレが辛い!)、「いさぶろう。しんぺい」を撮影後に駅に戻り、復路乗車。

キハ40系による「いさぶろう・しんぺい」。
人吉発が「いさぶろう」で、吉松発が「しんぺい」。
人吉機関区にて。
折り返し復路の運転に向けた準備を進める58654。
復路は1号車:オハフ50-701。
復路では最後尾になり、パノラマ・ビューを楽しむことが出来る。
内装はオハ50よりもやや薄めだが、やはり温もりがあって良い。
復路人吉停車中に記念撮影
(ホント、毎年毎年何をやってるんだ!!)

(エエやんエエやん)
(SLは楽しまな!)


復路は往路より約10分長めの乗車。
そして、終点の熊本到着時に「あそボーイ」との並走シーンがあります!


座席数が152席しかなく、切符が取り難いが故に、取れたことが奇跡!
乗車時間は今までに乗ったSL列車の中で最長!
とても元気な90代を堪能できました。


二日目感想

58654の走りは、90代の走りじゃない!
滅茶苦茶若々しい!


三日目